今更ですが、「萌え」の起源って

またまた、お久しゅうございます。



ちょろっと出てきて、たやすく「萌え」の起源なんか講釈です。

ネットで調べると、「万葉集」やら「恐竜惑星」とか「セーラームーン」の

戸萌ほたるだとか1980年代後期からあるとか・・・・・・。


語源としてはそうかもしれませんが、ここではオタクがみんな言うように

なって、そのものが事象として認識された時だと思うので、そこから

起源と言えるのは・・・・




Leafのパソコンゲームソフト「To Heart」だと思います。

つまりは、この物語のヒロイン、マルチたちの感動的なストーリー

こそが「萌え」の絶対条件を規定したんです。


それまでのシューティング・アクション・テーブル・シュミレーション

RPG・コマンド選択型アドベンチャーといったジャンルだった美少女

ゲームから、ノベルアドベンチャーというストーリーに特化したADV

になり、凌辱やナンパや強姦で女の子とHしてきた話から、徹底的に

純愛を契機にHする話になったことで、凌辱や強姦では得られない

心のときめきが「萌え」という表現を使わせたのです。




「萌え」とは純愛であり、時には生死を超えた愛(至上の愛)という

表現もありますが、見返りを求めない愛ですらあるのです。

確かにマスコミが取材と称して、秋葉原に来てメイドさんをカメラに

とらえてレポーターが「萌え~」なんてTVで言ってるのをオタクが

みたら「ぶっ殺してやろうか!?」と思うのはむりありません。




でも「To Heart」だけだったらこれほど大きな語句にはならなかった

でしょう。おりしもウインドウズ95の普及で美少女ゲーム環境も

音声が入るようになり、純愛ストーリーの助けになったこともあります。

また「To Heart」の後を引き継ぐ形でkeyの「ONE~輝く季節」はじめ

ソフトハウスの多くが純愛ノベル・アドベンチャーを量産しはじめ

たこと、そして多くのソフトハウスがフォロワーになりました。


キャラ原画もそれまで(おおよそ1997~8年以前まで)は各原画家

さんはそれぞれ個性ある絵柄でしたが、この恋愛(萌え)路線が

始まると(髪の毛がツンツン尖った表現)(眼の描き方が極端に大きく

なる)(目のハイライトが非常に複雑化)(極端な巨乳はなくなる)

といった変化が現れ、むしろ原画化の絵柄の均一化が進んできます。

今日、「萌え絵」と言われる絵は例外なくこの条件にあてはまるもの

であることは例を出すまでもないでしょう。

因みに私は1990年代前半までの個性的な絵柄の方が好きでした。




また純愛ものだと、最初18禁ゲームで発売してそのあとコンシューマ

ーゲーム(プレステやサターン、ドリキャス、X-box)でH画像だけ省略

すれば手間かけずに2回商売ができるという旨みもありました。



「萌え」というのは美少女ゲーム界の経済的戦略を、周辺の人たちが

言い表した経済用語だったのかもしれません。






また蛇足を承知で付け加えると、秋葉原が漫画・アニメ・ゲームの街に

なったのもきっかけは美少女ゲームだったのではないでしょうか。

もちろん、電気部品やオーディオやレコード・コンシューマーゲームなどを

目的で来てる人たちもいましたが、パソコンと美少女ゲームの結びつき

こそが今の秋葉原を作りえたのです。

16色音なしの貧相な環境でのみ存在しがたかった美少女ゲームを

パソコンの急速な性能進化が、PC98の世界から解き放ち音が入り、

フルカラーの画像になり、アニメはあるわ有名声優は入るわと、メディア

も漫画・アニメ・コンシューマーゲームへと広がっていったのです。

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