「魔法少女まどか☆マギカ」賛

「魔法少女まどか☆マギカ」、昨年にフイルム・コミックを読んで、大変面白そうなのでいきなりDVD買いながら、初見しはじめました。普通、レンタルDVDあたりで見てから購入はするもんですが、フイルムコミックで見た作品の質の高さから「アニメ自体もこれは大丈夫」と思い、買い始めました。

案の定、素晴らしい作品ですね。もちろんDVDだと梶浦由記さんのあでやかな音楽も聴くことが出来まして、作品の全体を堪能しました。

ご存知の方は今更ながらな話ですが、この作品「魔法少女・・・」という題名でイメージする作品と思って見ると、手ひどいしっぺ返しを喰うことになります。むしろそこが製作スタッフの術中なんでしょうな。

キュウべぇとヒロインまどか(いや、むしろほむらか?)の関係は「ファウスト」を連想させますし、全体のお話を俯瞰するとキリストの死と復活の話(「新約聖書」)のようにも見える問題作ではあります。

この作品がその題名から来るイメージとかけ離れてるのは、魔法少女の設定が特異な形で規定されてることと、そこから来る登場人物たちの言動が寒々とした人間の行動原理が描かれてるからでしょう。作品の手触りを表現すると(私の年代の感想になりますが)アメリカのニュー・シネマ(「ワイルド・バンチ」「明日に向かって撃て」「イージー・ライダー」あたり)に近い感じといいましょうか?40歳代以上の人ならわかってもらえるかな?

また、お話のラストが新しい世界が始まる、といった展開は最近はやりの「セカイ系」と言われるSFの類にはいるのでしょうか。終盤の感動と余韻が後を引くのが心地よい良作ななっています。

DVDで揃えようとおもった作品は近年、そう無かったのですがここ一・二年のあいだに「氷菓」「魔法少女まどか☆マギカ」と痛い出費をさせてもらった作品が続いたのは嬉しい誤算です。

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのコメント

DocT
2013年04月06日 02:14
「氷菓」が面白いの?といったお話をよく聞きますので、一言。
まずこの原作は青春期の高校生(または若者といっていい)の清新な、ある意味残酷な心の内を細かく描いてると同時に細かく描かないことで、人の心がわかるはずのない他人を描いてると思います。
すごく「心のひだ」を大切にしてるんでしょうね。敢えて言うと夏目漱石などの「こころ」をライトノベルでやってるようなお話かと思います。
京都アニメーションのアニメもこのあたりを見据えてるし、逆にちょっとそこまで絵にするのは無粋だぜ、とも思いますがここは京アニの技量を褒めるとこでしょう。
なので「氷菓」のアニメを「地味」とか「退屈」とか言う人は見てる角度が違うんじゃないかなとアドバイスしたいですね。

この記事へのトラックバック